リールカスタムで気をつけたいアルマイトパーツのカラーによる違い!




リールのカスタムと言うと、今ではベアリング交換・スプールやハンドルの交換などなど様々な手法とパーツがありますが、その中で基本となるのはアルマイトパーツを取り付けて見た目を変えるということだと思います。

所謂、カラーカスタムです。

スタードラグやメカニカルノブ、レベルワインドキャップなどのレベルワインド周りのパーツを同じカラーのアルマイトパーツを取り付けることにより統一感を出しつつ見た目を変え、ノーマルとは一味違う雰囲気をリールに持たせる。

そうすることで、皆様だけの特別な1台を仕上げるというカスタムです。


このカスタムを行う際は同じカラーのパーツを揃えるのがまず基本になるかと思います、しかし、このカラーカスタムを行ううえで一番問題なのが、キモである”同じカラーのパーツを使う”という部分です。

なぜなら、各カスタムパーツメーカーから発売されている商品の色が、同じ名前であっても、色味が違う場合があるからです。





例えば、ヘッジホッグスタジオのカラーパーツだけで組み上げる、とか、ZPIのカラーパーツだけで組み上げる、という場合にはこの問題は起こりにくいです。




なぜならば、同じメーカーの商品の場合カラーの色味はなるべく統一されるよう製造管理されているからです。




製造ロットの違いにより多少違う場合もありますが、パッと見、違いが分からない場合がほとんどです。




上写真はダイワ・SS AIRにHEDGEHOG STUDIOのアルマイトパーツのレッドを取り付けているのですが、ボディについているカラーパーツと純正スプールのレッドの色味がよく見ていただくと少し異なります。しかし、そこまで違和感は感じられないかと思います。



では、何が問題なのかといいますと、異なるメーカーのカスタムパーツを組み合わせてリールを仕上げる場合です。この場合は、カラーの名称をきちんと調べておかないとまったく統一感がない、ちぐはぐしたリールになってしまいます。

加えて、リールに組み込まれているアルマイトパーツにも注意を払う必要があります。


どうしてこういう問題が起こるかといいますと、カスタムパーツメーカーによってカラーラインナップの数とその名称のつけ方が異なるからです。ヘッジホッグスタジオのカラー数は最大で12色。Availのカラー数は最大で14色。ZPIのカラー数は最大で6-7色とバラバラです。

これは、メーカーによってブルーやパープルなどのカラーのバリエーションに複数の色が用意されているからです。



カスタムメーカーによって

カラーナインナップ数が異なる理由


なぜここまでカラー数を増やすカスタムメーカーが出てきたのかといいますと、

リール本体に使われているアルマイトパーツのカラーが多岐に渡ってきたから、です。


カラーパーツのカラーラインナップとして最初に出てきたのは、レッド・ブルー・パープル・ゴールドあたりだったと思います。

そして、カラーパーツが出始めた頃の各社のリールは基本ブラックやシルバーなどが各パーツに使われ派手なアルマイトパーツなどが取り付けられていませんでした。ですので、スプールを色のついたパーツに変えたりするとその部位が目立って非常にカッコよかったんです。




ところが、時代が進み、各リールのラインナップに、同じボディでもローギア・ノーマルギア・ハイギア・エクストラハイギアなどと、ギア比の異なるモデルがラインナップされてきました。この時に、ギア比の違いを一目で分かるように、それぞれのギア比を表すカラーをあしらったアルマイトパーツが取り付けられるように。

例えば、ダイワ製リールはローギアはガンメタ系・ノーマルギアはゴールド系・ハイギアはレッド系・エクストラハイギアはパープル系です。

現在ではタトゥーラシリーズやジリオンシリーズ、スティーズシリーズなどもこの法則でアルマイトパーツが取り付けられています。


そして、タトゥーラのエクストラハイギアモデルにはパープルのパーツが取り付けられているので、カスタムパーツメーカーのパープルのアルマイトパーツを取り付けようと実際に取り付けてみると。。。。。。

色味が違ったんですね(汗)




パープル系の場合



アルマイトパーツメーカーでパープルというと、パープルはパープルでも赤みが強いパープルでした。




ところが、ダイワ製リールのエクストラハイギアモデルに取り付けられているパープルは青みが強いパープルだったんですね。。。。


色味が違う。それでも取り付けて違和感が感じられなければそれもありだと思いますが、現実的に違和感を感じる方が多かったんです。

そこでどうしたかというと、この青みが強いパープルのカラーパーツも作ってしまおうと。でも、そうするとパープル系の色が2色出来てしまうので区別する意味で別のカラー名を付けよう!

そうしてつけられたカラー名が”ロイヤルパープル””ディープパープル”です。

パープル系のカラーパーツ2色の誕生です。

ちなみに、”ロイヤルパープルが赤みが強いパープル”で”ディープパープルが青みが強いパープル”です。



ゴールド系の場合

同じことがゴールドにも言えます。

例えば、スティーズのノーマルギアとタトゥーラのノーマルギアのボディにはゴールド系のカラーパーツが装飾されています。しかし、このゴールドの色味が違うんですね。




スティーズに取り付けられているゴールドのほうがより明るく、輝いているような色味であり、




タトゥーラのノーマルギアやモアザンSV TWなどに装飾されているゴールドは黄色が濃い目の色味になっています。


そして、この2色も混ぜ合わせて取り付けを行うと違和感を覚える方が多かったんです。

そこでどうしたかというと、ここでもゴールドも2色作ってしまおうということになったんです。そして区別の為、それぞれに別々のカラー名をつけました。

そうしてつけられたのが、”シャンパンゴールド””ゴールド”です。

ちなみに、シャンパンゴールドのほうが色味が薄めで明るく輝いておりスティーズ系のリールにマッチします。ゴールドはタトゥーラやジリオンシリーズのノーマルギアに取り付けられているパーツと同じ色味で、黄金色の濃い色です。従来のゴールド系のアルマイトパーツカラーはこちらの色味です。



なお、こんな風にカラーが細分化されてパーツを販売しているのはHEDGEHOG STUDIOとAvailくらいです。

理由は、先に述べたとおり、全メーカーに対応したアルマイトパーツを作っていった結果です。



まとめてみますと。。。



まとめますと、カラー選択をする際に気をつけなければならないのは、パープル系・ゴールド系と先ほどは紹介していませんでしたがブルー系の3色です。これらのカラー系統に色味の違いで2色ずつラインナップが存在します。。

◆ブルー系 ・・・ サファイアブルーとスカイブルー
◆パープル系 ・・・ ロイヤルパープルとディープパープル
◆ゴールド系 ・・・ シャンパンゴールドとゴールド

では、具体的にどのカラーとどのカラーの組み合わせが近似しているのかをヘッジホッグスタジオのカラーパーツを基準にして解説しますと、


◆ブルー系






(濃いブルー系のグループ)
・HEDGEHOG STUDIO サファイアブルー
・Avail ブルー
・ZPI 適合なし
・LIVRE ブルー
・スタジオコンポジット ブルー
・シマノ ステファーノのブルーと同色
・ダイワ ソルティガ、リョウガベイジギングのブルーと同色
・アブ Revo Deezのブルーと同色




(明るいブルー系のグループ)
・HEDGEHOG STUDIO スカイブルー
・Avail スカイブルー
・ZPI ブルー、レジェンドブルー
・スタジオコンポジット スカイブルー
・ダイワ X-FIRE・ソルティストICSのブルーと同色


◆パープル系







(パープル系のグループ)
・HEDGEHOG STUDIO ロイヤルパープル
・Avail パープル
・ZPI パープル、バイオレット
・LIVRE 適合なし
・スタジオコンポジット パープル
・ダイワ 適合なし ※ダイワとメガバスのパープルは「ディープパープル」です。




(ディープパープル系のグループ)
・HEDGEHOG STUDIO ディープパープル
・ダイワ、スポーツライフプラネッツ パープル
・メガバス パープル
※ダイワとメガバスの純正部品(STEEZ・TATULA HLC・ジリオン TW HLCなど)と互換性のあるパープルは、HEDGEHOG STUDIOのディープパープルだけです。


◆ゴールド系






(シャンパンゴールド系のグループ)
・HEDGEHOG STUDIO シャンパンゴールド
・Avail シャンパンゴールド
・ZPI ゴールド
・LIVRE ゴールド
・スタジオコンポジット シャンパンゴールド
・シマノ ステラ、ヴァンキッシュ、カルカッタコンクエストのゴールドと同色
・ダイワ イグジスト・STEEZのゴールドと同色




(濃いゴールド系のグループ)
・HEDGEHOG STUDIO ゴールド
・Avail ゴールド
・ZPI 適合なし
・LIVRE 適合なし
・スタジオコンポジット ゴールド
・ダイワ タトゥーラ・ジリオンシリーズのノーマルギアモデル、セルテートのゴールドと同色


という感じです。複数のカスタムパーツメーカーの商品を組み合わせて組み上げる際、カラーをなるべく統一したいという方は参考になさってみてください!


ヘッジホッグスタジオのパーツカラーを比べてみると。

今までカラーを合わせる方向で話を進めてきましたが、アルマイトパーツはその独特の染色方法から同じカラー名でも微妙に色味が異なる場合もあります。ですので、カラーパーツを一色で統一するだけでなく、複数色混ぜて組み上げるのも面白いのではないかと。

例えば、




上写真は、ハンドルロックナットセットとハンドルノブキャップ、メカニカルブレーキノブにスカイブルーのアルマイトパーツを。それ以外のアルマイトパーツはサファイアブルーのものを取り付けています。




この写真では、リテーナーとリテーナービス、ハンドルノブキャップ、ジュラルミンビスにロイヤルパープルを。それ以外のアルマイトパーツはディープパープルのもので統一しています。




そして最後の写真です。ここではハンドルロックナットセット、ハンドルノブキャップ、ジュラルミンビスにシャンパンゴールドを。それ以外のアルマイトパーツはゴールドのものと組み込んでいます。


いかがでしょう?カラー差がはっきり出ているものもありますが、こういうカスタムも面白いかも知れません。パーツの取り付け位置や組み合わせによって色々アレンジ出来そうです!



ZPIのカラーを基準に他社パーツと比較

もうひとつ気になっているのが、各メーカーで色味が同じと説明させてもらったパープルやゴールド、ブルー類。これらのカラーがそれぞれどれほど似ているのかというのを比較してもみました。特にZPI製品のカラー名は他メーカーにはない独特な名称ばかりなので要注意です。




まずはバイオレット。

写真は13レボ オーロラにカスタムパーツを取り付けたものです。ハンドルはアベイルのオフセットハンドルのブラックを、ボディについているカラーパーツとハンドルノブはHEDGEHOG STUDIO商品のロイヤルパープルを、スプールはZPI・NRC923Mのバイオレットを準備しました。



各パーツを比べてみますと、色味に違いはないように思いますが、ZPIスプールのパープルが他のパーツに比べ少し濃い印象を受けます。





次はゴールド。

写真は13レボ ブラック9にカスタムパーツを取り付けたものです。ハンドルはアベイルのパワーハンドルT4Sのブラックを、ボディについているカラーパーツとハンドルノブはHEDGEHOG STUDIO商品のシャンパンゴールドを、スプールはZPI・NRC923PGのゴールドを準備しました。



こうしてみると、ZPIスプールのゴールドとその他のアルマイトパーツのシャンパンゴールドは大きな色味の違いはほとんどありません。あえて言えば、ZPIスプールのゴールドがすこし濃いかな、と感じるくらいです。



最後は、レジェンドブルー。



写真は13レボ エリートIB ロケット9にカスタムパーツを取り付けたものです。ハンドルはアベイルのオフセットハンドルのクロムを、ボディについているカラーパーツとハンドルノブはHEDGEHOG STUDIO商品のスカイブルーを、スプールはZPI・NRC923IBMのレジェンドブルーを準備しました。





組み込んでみると、ZPIパーツのレジェンドブルーが他のパーツより少し青みが強いように感じます。といっても、HEDGEHOG STUDIOでラインナップされているサファイアブルーほどは濃くはありません。スカイブルーより少し暗い、という印象でしょうか?


以上のことを踏まえると、ZPI製のカラーパーツの色は他社の同系統カラーに比べ少し濃いめになっているようですが、大きく違和感を感じるほどではなさそうです。



LIVREのカラーを基準に他社パーツと比較

今度はLIVRE製品のカラーを基準に見てみます。リブレのカラー名はシンプルなものが多いです。




写真はスティーズリミテッドSV TNにカスタムパーツを取り付けたものです。ハンドルノブにLIVRE・Fino+のレッドを、ボディについているカラーパーツはHEDGEHOG STUDIO商品のレッドを組み込んでいます。

こうしてみると、大きな色味の違いは見られないように思います。





写真は13レボ ブラック9にカスタムパーツを取り付けたものです。ハンドルはLIVRE・CRANKのゴールドを、ボディについているカラーパーツとハンドルノブはHEDGEHOG STUDIO商品のシャンパンゴールドを、スプールはZPI・NRC923PGのゴールドを準備しました。

こうしてみると、色味はHEDGEHOG STUDIOのシャンパンゴールドに近く、一緒に取り付けても違和感は感じません。


以上のことを踏まえると、LIVRE製のカラーパーツの色は名称の違いにさえ気をつけていれば、他社のパーツをカラーを合わせやすそうです!



ちょっと余談!

今までの説明でも登場しましたシャンパンゴールドというカラーですが、一番想像しやすいのがシマノから発売されているカルカッタコンクエストのボディカラーです。あのゴールドがシャンパンゴールドと同じになります。

実際に、14カルカッタコンクエストにリブレハンドルのゴールドを取り付けてみると、



こんな風に違和感なく仕上がります。


さらに、14カルカッタコンクエストはボディがほとんどシャンパンゴールドで統一されているうえに、スプール・スタードラグなどの箇所に取り付け可能なパーツが多々発売されておりますので例えば。。。





このように、カラーを統一しようと思えば出来てしまいます!

ここまで単色でカラーをそろえられるリールもあまりありませんので、面白いかもしれません!