PX68のベアリング交換方法




サイドカバーのブレーキダイヤル部にあるブレーキダイヤルスクリューを緩めてサイドカバーを取り外します。




すると、リール本体・サイドカバー・スプールに分解することが出来ます。




用意していただくのは、交換用ベアリング2個とベアリングストッパーリングを取り外す時に用いる精密マイナスドライバーだけです。


サイドカバープレート部分のベアリング交換方法




まず、矢印のベアリングストッパーリングを取り外します。




精密マイナスドライバーをベアリングストッパーリングの切れ端部へ写真のようにあて、ベアリングストッパーリングを少し内側へ押しながら下からすくい上げると取り外すことが出来ます。




この時、ベアリングストッパーリングを反対側の指で軽く押さえながら作業するとパーツの紛失を防ぐことが出来ます。もし不意に紛失した場合でも予備のベアリングストッパーリングも準備しております。




ベアリングストッパーリングを取り外した後、純正ベアリングを取り出します。
この時、ハンドルノブキャップリムーバーなどを使えば簡単にベアリングを引っ掛けて取り出すことが出来ますのでオススメです。




ベアリングストッパーリングを取り外せば純正ベアリングが取り出せ交換が可能になります。




交換用ベアリングを取り付けた後、ベアリングストッパーリングを指で押し込んで内部の溝にはめ込みます。
ベアリングストッパーリングがうまくはまらない場合はベアリングを奥へ押し込んでから再度作業されてみてください。




写真のように各パーツが取り付けられていれば無事作業完了です。


スプールシャフト部分のベアリング交換方法




スプールシャフト部のベアリングもスプールベアリングリムーバーを使えば交換が可能になります。




シャフトピンの取り外しにはスプールベアリングリムーバーを用います。
スプールベアリングリムーバーの詳しい使い方は商品ページをご覧ください。




シャフトピンを取り外した後、ベアリングをハウジングから取り出します。
ベアリングストッパーリングにて固定されていますが、精密マイナスドライバーをベアリングストッパーリングの切れ端部へ写真のようにあて、ベアリングストッパーリングを少し内側へ押しながら下からすくい上げると取り外すことが出来ます。




この時、ベアリングストッパーリングを反対側の指で軽く押さえながら作業するとパーツの紛失を防ぐことが出来ます。もし不意に紛失した場合でも予備のベアリングストッパーリングも準備しております。




ベアリングストッパーリングを取り外した後、純正ベアリングを取り出します。
この時、ハンドルノブキャップリムーバーなどを使えば簡単にベアリングを引っ掛けて取り出すことが出来ますのでオススメです。


・AIR HD・AIR・ZRベアリングの場合



ここまで分解するとスプールとハウジングからベアリングを取り外すことが出来、ベアリング交換が可能になります。




ハウジングに交換用ベアリングを取り付けた後、ベアリングストッパーリングを指で押し込んで内部の溝にはめ込みます。
ベアリングストッパーリングがうまくはまらない場合はベアリングを奥へ押し込んでから再度作業されてみてください。




ベアリングをハウジングごとスプールシャフトへ取り付けます。


※注意


ベアリングにハウジングを取り付けない状態で組み込みを行うと、組み立て後にスプールがきちんと動作せず故障の原因になります。
組み込みの際は必ずハウジングがベアリングに取り付けられていることをご確認ください




ベアリング取り付け後、シャフトピンを再びスプールベアリングリムーバーを用いて取り付ければ作業完了です。




最後にリールを組み立て、問題がないか動作確認を行ってください。


AIR BFSベアリングを取り付けの場合




ここまで分解するとスプールとハウジングからベアリングを取り外すことが出来、ベアリング交換が可能になります。
AIR BFSベアリングの取付はベアリング本体とは別に付属のワッシャー類も取り付けを行います。

※現在、AIR BFSベアリングにワッシャー類の取り付けは不要のため、キットに付属しておりません。





ハウジングに交換用ベアリングを取り付けた後、ベアリングストッパーリングを指で押し込んで内部の溝にはめ込みます。
ベアリングストッパーリングがうまくはまらない場合はベアリングを奥へ押し込んでから再度作業されてみてください。




ベアリングをスプールへ取り付ける前にスプールシャフトへ銀色のワッシャーと黒いプラスチックリングを取り付けます。取り付ける順番は、銀色のワッシャーが先になりますのでご注意ください。




ベアリングをハウジングごとスプールシャフトへ取り付けます。


※注意


ベアリングにハウジングを取り付けない状態で組み込みを行うと、組み立て後にスプールがきちんと動作せず故障の原因になります。
組み込みの際は必ずハウジングがベアリングに取り付けられていることをご確認ください




ベアリング取り付け後、シャフトピンを再びスプールベアリングリムーバーを用いて取り付ければ作業完了です。




最後にリールを組み立て、問題がないか動作確認を行ってください。