使いこなせば釣りの引き出しが増える!PEライン編



こんにちはYoutube[バスフィッシング消費者の部屋]のバスキエです
https://www.youtube.com/channel/UCrRXJwr6Mq5BGTdBGO-KFfA

ラインを使い分けてより多くの、大きい魚を釣ろう!ということで今回はPEライン編です。



バスフィッシングでは主にフロロカーボン、ナイロンライン、PEラインが使用されているということは前回お伝えさせて頂きました。

その3種類の中でもこのPEラインだけは毛色が違います。

PEとは?
PolyEthylene(ポリエチレン)、略してPEです。
それでは早速その特徴から見ていきましょう!

・PEラインの特徴
複数のラインが縒り合されている
結び目がほどけやすい(特殊な結び方が必要)
伸びない・感度が良い
引張強度が強いが根擦れに弱い
水に浮く

【複数のラインが縒り合されている】
日本ではPEラインと呼ばれることが多いですが海外では「BRAIDED LINE」として販売されていることが多いです。
「BRAIDED=編み込まれた」という意味です。
細い繊維が複数縒り合さって作られたこのラインはその撚りかたにいくつか種類があります。

4本縒り
コスパ最強!お手頃PEならこの4本縒りです。
でも、安い以外はあまりメリットが無いとも言えます。
ライン自体が少しザラザラしていてそのラインがガイドに擦れた時、俗にいう「鳴き」が出やすいです。
個人的にこの音は好きなのですが、表面が荒いのでラインがガイドにこすれた時に「ギーギー」と音が鳴ります。
コスパロッドをご使用の方はアルコナイトという材質のガイドが使われていることが多いのですが、摩擦に弱いガイドとザラザラした4本縒りの相性はあまりよくないと言われています。

8本縒り
コスパと品質のバランスが取れているのが8本縒りです。
性能も悪くなく、4本に比べてしなやかで扱いやすくなります。
あと12本縒りなど様々なタイプがありますが、まずは8本縒りを選べば問題ないかと思います。
選ぶ時はパッケージに数字が明記されているのでそちらを参考にしてみてください。



【伸びない・感度が良い】
複数の原糸が縒り合さって出来ているPEラインは、全く伸びないと感じるほど引っ張り強度が高いです。
そして伸びないが故、高感度という特性もあります。
ロングディスタンスで狙う釣りや真冬に深いところで越冬している魚を狙う釣りには大活躍してくれるかと思います。
因みに、海釣りではこのPEを使用することがほとんどで、広大なフィールドから魚を引っ張りあげるには、このPEラインが常識なのです。

【結び目がほどけやすい(特殊な結び方が必要)】
PEラインの前述した「伸びない」特性によって懸念される点として、魚が急にアタックしてきた場合、ロッドのしなりとリールドラグでしかその衝撃を吸収できません。
そのため、ショックを吸収する役割と魚からの視認性を下げるためにPEラインにフロロカーボンを編み込むFGノット、ノーネームノット等、ライン同士を結束する特殊な結び方が有ります。

【引張強度が強いが根擦れに弱い】
ナイロンラインもそうですが、釣り糸はほとんどがキズや根ズレに弱いのでこちらも漏れなく強くはないといったところです。

【水に浮く】
バスキエ的にはバスフィッシングにおいてPEの最大のメリットは、「ラインが浮いてくれる」部分だと思っています。
バスフィッシングでPEラインを必要とする時、ナイロン同様ラインの特性を活かした釣りのスタイルがあります。
フロッグゲームやエラストマー系トップウォーターの釣りもその類で、これらに関してはこの「ラインが浮く」ことが必須条件です。



どうでしょうか?少しはイメージが膨らんできましたでしょうか?
それではここからはバスフィッシングにおいて、PEラインを使った主なスタイルをご紹介します。

【パワーフィネス】
近年メジャーとなった釣り方で、テレビや雑誌でも多く取り上げられた割と新しい釣り方です。
バスキエはあまり得意ではありませんが、かなり釣れている釣り方でシーズン問わず年中使える便利な釣り方です。
読んで字の如く、強いスピニングタックルを使いカバーの中にスモラバなど落として点で釣ります。
スピニングなので3gなど超軽量なルアーを枝などが生い茂ったカバーに引っかけて落として釣ります。
ヘビーカバーから魚を引っ張り出すため、MHクラスのスピニングロッドにPEラインは1号-1.2号を使います。



【エラストマー系】
こちらはハマると爆発力のある釣り方で、野良ネズミなど高浮力のルアーを使い、オーバーハングなどの奥に潜むバスに対してスキッピングでねじ込み、木の枝から落下した虫などを意識したバスを狙う夏に多く使われる釣り方です。

タックルはLクラススピニングロッドにラインはPEライン0.6号直結がおすすめです。



【フロッグ】
上記二つと違ってこちらは強靭なベイトタックルを使ったパワーゲームです。
水面に浮いたゴミや水生植物の上を「フロッグ」と呼ばれるルアーを這わせ、陰に隠れているバスにアピールします。
バイトが出る時はトップウォーターより激しく、水柱が立つ勢いで飛び出してきます。
タックルはMH-XHを使い、PEラインは4号-8号を使います。
フロッグの繊細なアクション出す柔らかなティップと魚を引っ張り出す強靭なバットパワーがロッドに求められえます。
また、フロッグはルアーが障害物に引っかからないよう、隠されているので魚がルアーにアタックしてきた時は、ワンテンポ遅れてフッキングするのがコツです。
ロッド選びに悩んでいる方はフロッグ専用ロッドも発売されておりますので、そちらも参考にしてみて下さい。



【パンチング】
最後に、PEラインと言えばパンチング、こちらも夏がメインの釣り方で、ウィードのかたまりやヘビーカバーにルアーを落とし込みタックルのパワーで引っこ抜くワイルドなゲームです。
というよりも、強いラインでないと一気に引っこ抜くことが出来ず、「藻化け」といった魚が釣れたのにヘビーカバーの中で暴れて逃げられることになってしまいます。
ラインはフロッグと共通でOK!
4号-8号を使い、釣れたらすぐに引き抜けるようリールはエクストラハイギヤ、8ギヤをおススメします。

さて、いかがでしたでしょうか?
どの釣り方もPEラインの特性を良く生かした釣りになります。
因みにバスキエはシーガー完全シーバスのステルスグレーの使用頻度が高いです!


https://www.hedgehog-studio.com/product/27963

以前TOP50の山岡プロと釣りをした時に山岡プロがスピニングにPEラインをセッティングしたタックルで良型バスをキャッチされていたので、こちらも参考にしてみてください!



皆さんも是非、PEラインの釣り方をマスターしてみてください。
それではまた!

----------------------------------------

他にも記事を随時更新してます!

【バスフィッシング消費者の部屋】YouTuberバスキエのコレイイヨ!
>> 目次に戻る場合はこちら


----------------------------------------