■エリアトラウトにおすすめのライン比較表

比重：フロロ（1.78）＞エステル（1.38）＞ナイロン（1.14）＞PE（0.97）

水中でのラインの沈下速度に影響します。
水の比重が1.00（海水の比重は1.03-1.04）なので、一般的なPEラインは水に浮く性質があります。

おおまかに言えば、比重の重いフロロはディープ向き、PEやナイロンはトップウォーターや表層向きと言えます。
エステルラインはフロロとナイロンの中間でバランスの取れた比重です。

PEラインは特に軽いため、風に流されやすいのがデメリットでもありますが、最近は高比重PEというハイブリッドな素材のラインもあります。


伸縮度：ナイロン＞フロロ＞エステル＞PE

ラインの伸びやすさはそのまま感度に直結します。
ナイロンが最も伸びやすく、PEが最も伸びにくいのですが、PEはラインが弛んでいるとアタリが取れませんので、風に強い日はラインスラックのコントロールが必要です。
1本の糸「単線（モノフィラメント）」構造のラインの中ではエステルが最も感度が良いと覚えておきましょう。


瞬間的な力に対する糸の切れやすさ：エステル＞フロロ＞ナイロン＞PE

糸が切れてしまう要因として、ビギナーの方は魚とのファイト時よりも、アワセ切れやキャスト切れの方が多いのではないでしょうか？
しっかりとドラグ設定が出来ていれば、ファイト中に糸が切れるということはそうそうありません。

糸の伸びが少ないということはショックの吸収性が少ないので、急なアワセや、ロッドが曲がっていない極端なキャストなどでパンッと切れてしまやすいです。
PEはそもそもの糸の強力が高いので切れにくいですが、エステルはフロロやナイロンと同じ感覚で使用すると低伸縮のためプツプツと切れてしまいます。
その他のラインに比べると、扱いに少し慎重になる必要があります。


耐摩耗性：フロロ＞ナイロン＞PE＞エステル

摩耗性能は根ズレなどに対する糸の耐久力になります。
ボトム攻略などでは、水底の障害物とラインが擦れることがありますので、摩耗性能も考慮する必要があります。

ナイロン

比重：約1.13　※ゆっくりと沈む メリット 安価でスプールへの馴染みがよくトラブルが少ない。 ルアーへの接続は直結でOK 伸縮性があり魚が掛かった際の衝撃を吸収しやすい（バレにくい） 乗せの釣りに向いている デメリット 4つのラインの中では感度が最も劣る

フロロカーボン

比重：約1.78　※早く沈む メリット ルアーへの接続は直結でOK 中低度の伸縮性で感度は中低度、根ズレに強い ナイロンよりもラインが早く沈むため、深いレンジを探るのに有効 エステルほどピーキーな性能ではなくナイロンよりも攻めた釣りができる デメリット ライン自体がやや固いためバックラッシュしやすい

エステル

比重：約1.38　※やや早く沈む メリット ルアーへの接続は直結でOK モノフフィラメントラインの中では最も感度が高い ナイロンよりもラインがやや早く沈むため、ルアーの操作性（レンジキープ）に優れている デメリット ルアーへの接続にはリーダーが必要 ライン自体がやや固いためバックラッシュしやすい 瞬間的なアワセに弱いので、ドラグ設定や扱いに注意が必要

PE

比重：約0.97　※やや浮く メリット 同じ号数であれば糸としての強さは最強で感度が高い ミノーやボトムバンプなどキビキビとしたアクションに向いている デメリット ルアーへの接続にはリーダーが必要 ラインが柔らかいため風に流されやすい 浮力があるため、軽量スプーンのレンジキープは難しい 糸が透明ではないので、魚へのプレッシャーが気になる場合もある

■ショックリーダー スペック表

フロロカーボン
		【VARIVAS/バリバス】 スーパートラウトエリア ショックリーダー VSP ［フロロカーボン］

号	LB.	DIA. (mm)	30ｍ
0.4	2	0.104	1500
0.5	2.5	0.117	1500
0.6	3	0.128	1500
0.8	4	0.148	1500
1	5	0.165	1500

	【アクセサリー】
	【VARIVAS/バリバス】
	ラインストッパー VA-49		スプールバンド VAAC-33
	PEにシュッ！ 100ml		PEにシュッ！ ［業務用］ 320ml
	PEにシュッ！ ［プロ仕様］ 50ml		PEにシュッ！ ［ノンガスタイプ］ 50ml
	PEにシュッ！ ［携帯用］ 18ml		結びにシュッ！
	【シマノ】
	ボビンワインダー ライトタイプ		ボビンワインダー ヘビータイプ
	ラインリムーバー