【IOSファクトリー】シマノ用 ラインローラー IMPACT(インパクト)*SPLN

【IOSファクトリー】シマノ用 ラインローラー IMPACT(インパクト)*SPLN

販売価格: 6,500円(税別)

(税込: 7,150円)

カラー:
数量:



ラインローラーの回転を向上させることで、リトリーブ感度向上、ライントラブル軽減を図り、さらには、いかなるラインテンションであっても、スプールに整列にラインが巻かれることで、キャスト時の安定した放出に優れ、ガイドヌケの良い飛距離向上が体感できる、カスタムラインローラーです。



その回転性は、ルアーがついてない状態において、ラインの重さでも回るほどの回転を、デザイン性優れるドットホールの動きで確認出来ます。

実際は、魚がヒットした時だけラインローラーとは回るのでなく、ラインスラックの処理時や、極抵抗の少ないルアーをリトリーブしている時であっても、常に回転しないと、縒れてしまったラインをスプールに巻き込むことになります。

キャストの際には、それらのラインが一気に放出してしまうことがあり、飛距離低下はもちろん、バックラッシュ等の原因にもつながります。

回らないラインローラーは、リトリーブ感度を著しく低下させるだけでなく、飛距離低下やライントラブルなど、様々なトラブルの引き金につながります。

IOSラインローラーインパクトは、スピニングにとって避けて通れないラインヨレをむしろ利用し、シマノ・リールの飛距離向上や巻き感度向上を図る、まったく新しいコンセプトのラインローラーです。





│カラー




アイスシルバー (ソルト対応)
クールなシルバーがシルバー系のリールと相性抜群です。


イオンゴールド(ソルト対応)
やや抑えめのブロンズ寄りの上品な配色が、どんな色にも合う万能カラー。
特に黒系のリールとの相性抜群です。


ブルー (ソルト対応)
鮮やかなブルーはシルバー系リールとの相性抜群。


レッド (ソルト対応)
ヒビットな赤は、濃色や黒系リールとの相性に優れます。



パープル (ソルト対応)
青色や黒色リールとのマッチングが特に引き立ちます。


パライバブルー(ソルト対応新色)
奇跡の宝石、パライバトルマリンをイメージしたカラーはどんなリールとも不思議と馴染んでしまうカラーです。
特に淡いメタリック系のリールとの相性抜群です。


ガンメタ(ソルト対応) 2020年新色
半艶のガンメタリックカラーは黒色系のリールとのコーディネートで統一感が出て、よりモダンな印象になります


│同梱品

・ラインローラー本体
・専用ステンレス性ベアリング
・各種調整シム
・専用固定ビス
・取り付け説明書(パッケージ記載)


※御注意※

ラインローラーインパクトは、シマノリールのラインローラーの回転性を高めるカスタムパーツであり、コアプロテクト仕様のラインローラーにも交換可能ですが、コアプロテクトは防水、防塵、耐食性に優れたラインローラーであり、コアプロテクト搭載の純正ラインローラーと比較して、耐久性が劣る場合がございますので、装着の際にはあらかじめご了承下さいませ。

お求めの際には、必ずリールにあったものを装着ください。

サイズが合わないと性能を発揮しないばかりか、最悪の場合装着ができない恐れがあります。

ラインローラーの装着では、本体上下に多少の動きがございます。
ラインヨレ軽減と性能向上の必要程度の隙間でごさいますので、あらかじめご留意下さいませ。
ただし、ラインが隙間に入り込むほどのガタツキや隙間は異常ですので、お気軽にご相談下さいませ。

また、装着したリールを早回しすると、ローターのブレが生じることがございます。
通常のルアーリトリーブ時では、気になるレベルではないかと思いますが、こちらも回転性能を優先するコンセプトですので、ご理解下さいませ。

装着例








│装着方法

1 ベールアーム(ラインローラー)を固定しているアーム固定ボルト(ラインローラービス)を外して、ラインローラーのユニットを全て外します。



14ステラ C200sの場合


カーディフ CI4 C200sの場合


2 取り付けの際汚れていたり、グリスの付着があれば必要に応じて洗浄する。


3 ベールアームへ純正のアーム固定軸をベールへ差し込み、その下へ0.5mmシム、ベアリング、0.65mmシム、ラインローラー本体(上下同じ)、ベアリング、0.5mmシム、そして、純正のラインローラー受けプレート(無いものもあります)の順で、IOSオイルを塗布しながら組み付ける。


14ステラ C2000Sの場合 


カーディフ CI 4 C2000Sの場合


10ステラ C2000HGSの場合


ツインパワーXD C3000HGや4000XG等の場合


18ステラ1000番〜4000番までの場合、純正の黒い台座は使いません。
代わりに 、0.5mmシムを2枚下部にセットしてください
固定は、ラインローラーIMPACTのビスにて固定。


※お読み下さい  
ラインローラー下部に純正プレートがない場合、0.5mmシムが純正プレートの代わりになりますので、プレート無しリールには、0.5mmシムを2枚下部にセットして下さい。
18ステラの場合は、純正の台座は使用しません。
0.5mmシムを2枚下部にセットしてください。


4  最後に、付属のステンビスを締込んで固定する。
締め込み過ぎると、アルミ製のベール固定軸が変形して、回らなくなるので注意する。
また、リール使用前後には、必ずビスの弛みを確認下さい。
パーツ落下の恐れがあります。


5 ベールアームの作動、及びラインローラーの回転を確認する。
回転が悪い場合は、0.65mmシムの入れ忘れ等、パーツの組み付けが正しくされているかを確認する。

※リーリングしてローターブレがあるときは、純正のビスで固定してないか確認、付属のステンビスで固定することでブレは軽減出来ます。


│日頃のメンテナンスについて

ラインローラーも、汚れてくると回転性能が低下します。
定期的にオーバーホールを実施して下さい。
塗布するオイルは、IOS 01か02を、使用用途と耐久性に応じて使い分けてくださ。い
リール使用前後には、必ずビスの弛みを確認下さい。
パーツ落下の恐れがあります。


◎開発者コラム

「IOSラインローラー・ダイレクト/インパクト」

ラインローラーを交換すると飛距離が伸びるというと、そんなバカなー、と思われる人もいる。
しかし、今更言うまでもなく、愛用者なら誰でも飛距離と感度が向上することを体験できる。
リール整備をやりこんでいくと、いかにラインローラーの機能が奥深く、そして、リールにとって大変重要なパーツであるか、身をもって知る。

人によっては、飛びすぎて、ルアーが対岸に届いてしまい、よく無くすほどのラインローラーは、ラインローラーの回転によりラインが整列よくスプールに巻き込まれるから、キャスト時にライン放出がスムースになり、ガイドの抜けが飛躍的に向上することで、結果飛距離が出るというのが飛距離が出る理由である。

さて、巻き感度がなぜ向上するのか?純正ではダメなのか?使えないのか?
前述のラインローラーが回転すると、スプールに綺麗にラインが整列よく巻かれると説明した。

ラインローラーが、例えば、全く回らないとするとどうなるか ?
ラインは整列が乱れて、不安定なラインよれを生じたまま、スプールに巻き込まれる。
よれたラインは、放出の抵抗が著しく、結果飛距離が出ないだけでなく、最悪、バックラッシュなどのトラブルに見舞われやすくなる。

アングラーの唯一の振動の入力伝達経路としてラインがあり、ラインの振動がそのままラインローラーにダイレクトに伝わる。
例えば、クランクベイトなどのリップのウォブリングではリトリーブが軽くなったり、重くなったりをわずかなピッチで繰り返し、一般的に巻きの強弱はハンドルで感じる、これを巻き感度とも言う。

さて、ラインローラーの回転は、使用するルアーの負荷やリトリーブの負荷と、ラインローラーそもそもの回転性の良し悪しで、大きく変わってしまう。
ラインローラーが回っているかを確認する方法として、マジックでラインローラーに印をつけてゆっくりリトリーブをしてみると、ラインローラーが回っているか、回っていないかの確認が出来る。

特に、エリアやライトソルトなどのリールは、1g前後のルアーを使用することも珍しくなく、当然ラインローラーの回転性能の向上が求められ、回らないと振動の劣化はもとより消失にもつながる。
ちなみに、IOSラインローラーは通常セッティングなら、水の中にラインを入れてスナップを装着しただけでもしっかりと回る。

また、IOSのラインローラーは、回転性を向上させるのは勿論、ラインのよれをあえて利用し、スピニング特有のスパイラルにコイル状になって放出される度合いさえも、コントロールしている。
ガイドリングに対して、理想のラインの進入角が存在し、飛距離向上につながっていく。
それをコントロールするのは、ラインの進入角を考慮したラインローラーの形状。

この開発は、およそ1年間ほぼ毎日、ラインローラーのプロトを作成し、ほとんどのイベントを断って開発に専念した。
当然、開発の小林も無収入に近く、これが成功しなかったら自社の会社をたたむ覚悟です、と憔悴しきった彼に、思い詰めたように言われた。

ラインローラーの性能だけでなく、いかにもIOSらしさを盛り込めるか?
勿論、-10度以上でも凍らないことも求められる。
ゴールが見えない手探りの状況は、過去のブログに綴られているが、私個人的にも、メーカーの純正ラインローラーとのパテントとの折り合いもあって、心身はもとより、会社経営的にもどん底まで落ちても、毎日、毎日、譫言のようにラインローラーの形状しか、考えられない日々が続いた。

文字通り、IOS史上最高の危機であり絶対絶命とは、このことである。
その後、メーカーに、最終的なサンプルを送って、数ヶ月後に、私の携帯にメーカーの担当からOKの電話が来た時は、高速を走っていたにも関わらず、一人で「ヨッシャ!」と歓声をあげたことを思い出す。
その時に私は学んだ、「人がやらないことをやろうとしているのだから苦しいことは当然だ」。
そして「わからないことは、わからないのだからほっておく。」ということを学んだ。
そして「焦ってもどうせロクなアイデアは浮かばないのだから、閃くまで気長にほっておいたほうが良い。」とも思った。

この時の苦労があるから、今も相当な暗中模索が続いているが、「なんとかなるさ。」と開き直れるのである。